【WBC】台湾選抜との2試合を振り返る
どうも、ゆーぽんです。
侍ジャパン、台湾選抜との2試合が終了した訳ですが、その2試合をぼくの個人的見解を述べながら振り返っていきたいと思います。
まず1戦目
試合前から注目されていた台湾の主軸がこちら
王柏融(おう はくゆう)
台湾リーグでシーズン歴代最高打率.414を記録した台湾最強の打者
最強と呼ばれる所以は120試合で台湾リーグ初の
シーズン200安打を達成(日本では143試合)したところです
彼を如何にして抑えるかがポイントとして挙げられましたが…
初回、ライト平田良介(中日)のファインプレーが飛び出すも犠牲フライとなり、先制を許します
その裏に筒香嘉智(DeNA)、2回に秋山翔吾(西武)のタイムリーヒットで逆転するも…
3回表の王柏融の2打席目
文句なし、完璧
王柏融の逆転ツーランホームラン
日本先発・則本昂大(楽天)が台湾最強打者の名に恥じぬ一撃を浴び、逆転されてしまいます
さらに後を継いだ2番手・牧田和久(西武)が2回で4失点と炎上し、2対7
続く3番手・増井浩俊(日本ハム)も押し出しで1点を失い、2対8で7回へ
この悪い流れを食い止めたのは中継ぎのエースである、宮西尚生(日本ハム)
三者連続三振に抑え、勢いに乗る台湾打線を黙らせます
これで流れが変わり、菊池涼介(広島)の2点タイムリースリーベース、坂本勇人(読売)の内野ゴロの間の得点で、3点を返します
しかし、反撃もここまで
後を受けた岡田俊哉(中日)、松井裕樹(楽天)も無失点に抑えましたが、序盤の失点が響き、5対8で敗れました
結論としては台湾の打力の高さと日本打線の攻撃のちぐはぐさが露になった試合でした
流れを変えた王柏融のホームランだけでなく、浮いたボールを打ち損じしない打撃、詰まってもバットをしっかり振り抜く打撃スタイルは実質試合を自分たちのペースに持ち込んだと言っていいでしょう
何よりチーム合計17安打という安打の数が全てを物語っています
2番・台湾の韋駄天、林智平(りん ちへい)
そして、3番・王柏融の3人が猛打賞(1試合でヒットを3本以上打つこと)を記録
やはり打線が強力なのは言うまでもありません
驚くべきは先発メンバーでは9番以外は全員ヒットを放っている点でしょうか
完璧に抑えたのは宮西のみ
完全に打ち負けでした、完敗です
負けたままでは終われない侍ジャパン
そこ、落武者ジャパンとか言わない
2戦目は気持ちよく勝ちたい中、試合はいきなり動きます
不調だった1番・山田哲人(ヤクルト)の初回先頭打者ホームラン
昨日の打ち負けを払拭する一撃で日本が先制します
日本先発・菅野智之(読売)は4回を無失点と好投
ナイスピッチ
さらに5回表、ダブルスチールを決めた日本は
1アウト2,3塁のチャンスで4番・筒香の当たりを台湾の一塁手がエラーし2点目
続く6回表にも9番・小林誠司(読売)のスクイズにエラーが絡み4点目
フィルダースチョイスで1点を更に追加した後、
4番・筒香の2点タイムリーが飛び出し7対0
7回にはさらに2点を追加し、9対0とします
その裏、2番手・石川歩(ロッテ)が1点を返されましたが、石川自身は菅野の後を継いで3回1失点と決して悪い内容ではありませんでした
その後、藤浪晋太郎(阪神)→千賀滉大(ソフトバンク)と無失点で繋ぎ9対1で勝利しました
昨日とはうってかわって、日本の快勝でしたね
まずは山田の先頭打者ホームランが完全に流れを手繰り寄せました
試合開始直後、勢いに乗る台湾の出鼻を挫く見事な一撃でした
その後も、中押し、ダメ押しときっちり得点を稼げたのは良かったと思います
ただ、中盤以降の得点は相手のエラーや選抜メンバーならではの連携ミスの絡んだ得点でした(まあ得点には変わりありませんが)
砕いて言わせてもらうと、得点の仕方が雑だったと言うべきでしょうか
相手のミスにつけこむのは良いのですが、特に雑だったのは7回の表、日本7点リードの1アウト満塁の場面、打者は9番・小林
結果は初球を叩いてショートゴロの併殺崩れ
1点は入りましたが、いくら7点差とはいえ、これはかなり雑に思えます
せっかくの強化試合なんだから、何点差がつこうと接戦のつもりでプレーしてほしかったです
事実、中間守備なら併殺にされていた可能性が高いです(スポーツにタラレバは存在しないですが)
積極的な攻撃なのは良いのですが、一歩間違えれば淡白になるということを点差で忘れないようにしてほしいですね
投手陣はほとんど文句のつけようがない出来でした
フォアボールは石川と藤浪が1つずつの合計2つのみ
昨日ヒット4本の林智平をノーヒットに抑え、昨日ヒット17本を浴びた強力打線をヒット7本、1失点に抑えるほぼ完璧と言っていい内容でした
WBC本戦まで1週間を切った今、この結果は侍ジャパンにとっては大きな収穫でしょう
泣いても笑ってもあと1週間で開幕です
もう一度世界の頂点へ、侍ジャパンがこの台湾戦をどう活かすか期待しましょう!
P.S.侍ジャパンの旧チャンステーマ、凄くダサいから廃止してほしい…
はじめまして
はじめまして、ゆーぽんと申します。
ハースストーンの記事をメインに書いているカビゴンという方の友人をやらせていただいてます。
記念すべき1回目の記事ですが…
はい、ご存知侍ジャパンですね。
イラストは自作です、はい(宣伝していくスタイル)
監督が無能だとか、打線が雑魚いとか、なんでロコンがユニホーム着てるんだとか、そんなことは置いといて…
今回の侍ジャパンには侍ジャパンなりの良さがあると思うので、そこを考察していきましょう。
もちろん、野球に詳しくない方にもわかりやすく、WBCを楽しんでもらうために努力していきますので、野球に興味ないわって方も読んでいただけるとありがたいです。
そこ、落武者ジャパンとか言わない。
今回は野手編です。
まず、日本の4番打者
DeNAの筒香嘉智
セ・リーグを代表する長距離砲ですね。
昨年、本塁打、打点の二冠に輝き、実力は折り紙つき
初代4番松中信彦
2代目稲葉篤紀
3代目阿部慎之助
侍ジャパン過去3代の4番と比較しても、劣ることはありません。
二刀流・大谷翔平を欠き、左の長距離打者が数少ない中でこの人が打てば、かなりの起爆剤になるのでは?と個人的にもすごく期待を寄せています。
チャンスにも強く、得点力を上げるには欠かせない選手ですね。
だって野球は点取りゲームだもん。
その点で言えば、この3人も期待を寄せられます。
昨年チームと共に大ブレーク、カープ優勝の原動力となりました。
無論、チャンスでの勝負強さは筒香にも引けをとりません。
強化試合での満塁ホームランや、2試合連続のサヨナラホームラン、巨人との優勝決定戦での2打席連続ホームランなど、記憶に新しいものもあるのではないでしょうか?
プレッシャーや大舞台に強い選手だなぁとつくづく感じさせられます。
どうやら1年目から上手くなるためにバットを抱いて寝ていたそうで…
日本シリーズで負けた後も、一人残ってバットを振り続けていたそう。
凄く努力家なんですね。
世界の舞台で成果を発揮してほしいです!
そしてこの人
プロ野球史上初の2年連続トリプルスリー
トリプルスリーとは打率3割、30本塁打、30盗塁という成績を残すことで、長いプロ野球の歴史の中でも10人しか達成出来ていない記録です。
言わずもがな、足の速さとパワー、並外れたミート力をもつ選手で、日本トップクラスの打者と言っても過言ではありません。
打撃力は世界でも通用すること間違いなし!
最後はこの人です。
ん?誰だお前?
失礼しました、こちらです。
こちらも右の長距離砲ですね。
特筆すべきは2年連続の100打点という点。
上記の3人に比較すれば打率や、ヒットのうち、ツーベース以上の割合を示す「長打率」は劣りますが、これにはきちんとした理由があります。
打率に関しては言い訳出来ませんが、中田翔が所属する日本ハムのホーム球場、札幌ドームは日本一広い球場でフェンスも高く、なかなかホームランが出にくい打者泣かせの球場なのです。
また、ムラのある打者で一度打ち出すと手がつけられなくなります。
昨年、WBC前哨戦ともいえる大会「プレミア12」に出場した際には、メキシコ戦のホームランを皮切りに打率.429、ホームラン3本、15打点と大暴れ。
大会初代打点王に輝く見事な活躍を見せました。
あの時の活躍をもう一度…
さて、今回はここまでですが、この記事を読んで、少しでもWBCに関心を示していただけたら嬉しいなと思います。