【WBC】阪神戦を振り返る
どうも、ゆーぽんです
この試合から唯一のメジャーリーガー・青木宣親(ヒューストン・アストロズ)が合流
過去2度の優勝を知るベテランで、第2回大会では準決勝以外の全ての試合でヒットを放ち、チームトップの7打点で大会ベストナインに選ばれている俊足巧打の安打製造機です
そんな青木が1番に座ったものの、初回は三者凡退
縦に大きく割れるカーブが持ち味のソフトバンクのエース格
しかし、なんと初回から阪神打線に捕まってしまいます
1番・北條史也、2番・高山俊に連打を浴びると1アウト後、4番・原口文仁のショートゴロの間に1点を失い、呆気なく先制を許します
2回裏にも6番・上本博紀にフォアボールを与えると7番のドラフト1位ルーキー・大山悠輔にツーベースを浴び、再びピンチを招きます
これまた1アウト後、9番・板山祐太郎にライトに弾き返され2点タイムリーツーベース
序盤から3点ビハインドを背負う苦しい展開となってしまいます
早く追いつきたい侍ジャパンは4回表、阪神2番手・岩貞祐太から1番・青木、3番・坂本勇人(読売)のヒットで1アウト1,2塁のチャンスを作り、4番・筒香嘉智(DeNA)
一発出れば同点のチャンスも最悪のダブルプレーに倒れ、得点できません
一方の侍ジャパンは、武田の後を継いだ2番手・牧田和久(西武)、3番手・平野佳寿(オリックス)、
4番手・増井浩俊(日本ハム)、5番手・松井裕樹(楽天)と無失点リレーで繋ぎ、打線の奮起を待ちます
そして7回表、この男のバットが火を噴きました
お ま た せ
ソロホームランが飛び出し1点を返します
8回には代打・田中広輔(広島)のヒット、同じく代打・秋山翔吾(西武)のデッドボールでチャンスを作ると…
2番・菊池涼介(広島)のピッチャーゴロの間に得点し、1点差に
しかし、この当たりは難しいはずですが…
阪神の4番手・マテオ、上手いフィールディングですね
続く3番・坂本の鋭い当たりはセンター正面
同点とはなりません
すると8回裏、1アウトから侍ジャパンのマウンドには7番手・秋吉亮(ヤクルト)
守護神の最有力候補ですが、代わり端をいきなり
4番・原口にヒットを浴びます
2アウトとなった後、打席には途中出場の6番・糸原健斗
センターオーバーのタイムリーツーベースを浴び、痛いいた~い追加点を取られて勝負あり
最後は呆気なく内野ゴロ3つで抑えられ、阪神にまさかの敗戦を喫しました
試合分析をしていくと、7回まで阪神投手陣を捕らえられない打線にも大いに問題がありますが、今日の一番の敗因はやはり先発・武田の序盤からの失点でしょう
後を引き継いだ投手5人が無失点だったことが余計にこの武田の失点の影響を大きく見せてしまっています
そして、秋吉のまさかの失点
無失点で凌ぎ、1点差で9回を迎えたかっただけに痛すぎる失点でした
もうひとつ疑問に思うのは、小久保監督の采配です
プレミア12での継投ミスから元々1ミリも信用していませんが、試合前に「勝ちにこだわる」と言っておきながら、何故か負けている場面で回ってくる可能性の高い4番・筒香を代えたのか…
事実、9回の先頭打者は筒香に代わって4番に入った平田良介(中日)
スポーツにタラレバはないですが、じゃあ予定通りに秋吉が無失点に抑え、9回を1点差で迎えたとして、侍ジャパンの打線の核である4番から始まるところで、その4番打者が代わってしまっている…
一振りで流れを変えられる打者をわざわざ自分たちの方からベンチに下げてしまっている…
別に平田が悪い打者と言っている訳ではありませんが、筒香は去年のセ・リーグ二冠王
そして、今日の試合までの全ての強化試合でヒットを放っています
何より、チームの4番、つまり得点源となる打者です
その打者を引っ込めてまで守備の上手い平田を出し守備を固めなければいけない状況だったわけでもないのに
これでは勝ちにこだわるもヘッタクレもありませんね
だって言ってることとやってることが矛盾してるもん
やっぱり、はっきり言ってしまうと「監督が無能」
これに尽きますね、1点差で負けてて4番を変えるのはありえない
返す言葉もないですね…
良かった点を挙げるとすれば、不調だった中田に一発が生まれたことですね
この一発で調子が上がってくればな…と期待しています
さらに、こちらも不調だった山田哲人(ヤクルト)が2安打と調子を上げ始めている点もポジティブ要素ですね
そして、台湾戦で失点した牧田、増井もきっちりと無失点に抑え、投手陣の調子も上向きになってきているのかな…と思えます
最後くらいは気持ちよく勝ってくれ…頼むから…